新規公開株の申し込みに当選して利益を狙うIPO投資。
当選のコツはなんといっても、たくさんの証券会社から申し込むこと。
とはいえ、証券会社もみな同じではなく、特徴があります。
それをも把握したうえで、効率よく申し込むことも大事なことです。
今回は、中堅証券のひとつ「HS証券(エイチ・エス証券)」のIPOについて説明します。
エイチ・エス証券は、IPOポイントによる優待抽選という独自制度があり、活用することで当選確率を(多少は)あげることが可能な証券会社です。
幹事証券になる回数もそこそこありますので、口座開設しておきたい証券会社です。
この記事の目次
HS証券(エイチ・エス証券)とは
HS証券(エイチ・エス証券)は、中堅証券の一角で、東証ジャスダックに上場している「澤田ホールディングス(8699)」の100%子会社です。
ラビ
バニ
口座数は、開示されておらず不明です。
- 口座開設料:無料
- 口座管理料:無料
- WEB入金:無料
- WEB出金:無料
スポンサーリンク
HS証券(エイチ・エス証券)のIPO実績
HS証券(エイチ・エス証券)のIPO実績はそこそこです。
2018年の幹事率は約9.5%。主幹事率は0%となっています。
ラビ
HS証券(エイチ・エス証券)IPO実績(リートIPOふくむ)
年 | IPO全体数 | 幹事数 | うち主幹事数 |
2018年 | 95 | 9 | 0 |
2017年 | 94 | 10 | 0 |
スポンサーリンク
HS証券(エイチ・エス証券)のIPO抽選ルール
HS証券(エイチ・エス証券)のIPOの配分率は?
HS証券(エイチ・エス証券)に配分されたIPO株数のうち、抽選にまわる配分は10%です。
ネット口座だけでなく、店頭取引もある証券会社の中では、平均的な比率といえます。
残りの90%は店頭での裁量配分や、IPOポイントを使った優待抽選への配分となります。
HS証券(エイチ・エス証券)のIPOの抽選方法は?

公式HPより
HS証券(エイチ・エス証券)のIPO抽選は、全体抽選と優待抽選の2種類あります。
それぞれ説明していきます。
HS証券(エイチ・エス証券)のIPO抽選1|全体抽選
全体抽選は、申し込み対象者1人1口の公平な抽選で行われます。
IPOポイントを使って優待抽選に申し込んだ人も、まず全体抽選の対象として抽選されます。
資金の大小や、これまでの取引履歴などは抽選に全体抽選には、関係ありません。
バニ
HS証券(エイチ・エス証券)のIPO抽選2|優待抽選
優待抽選は、全体抽選の落選者かつIPOポイント利用申込者を対象として、全体抽選のあとに抽選されるエイチ・エス証券独自ルールの抽選方式です。
優待抽選は、1,000ポイントを1口として申し込みすることができ、抽選は申し込み口数ごとに行われます。
多くのポイントを使って、多くの口数で申し込むことで当選確率が上がる抽選制度となっています。
ウサギマン
なお、優待抽選の配分は、インターネット部門への配分から全体抽選当選分を除いた残りの50%以上、となっており正確な配分比率はわかりません。
HS証券(エイチ・エス証券)のIPOポイント制度
HS証券(エイチ・エス証券)のIPOポイントは、取引実績やキャンペーンなどでためることができます。
取引実績によりIPOポイントをためる
取引実績によるIPOポイントは、手数料ポイントと建玉ポイントの2種類あります。
月間の「国内株式」と「先物・オプション」の取引手数料を合計して、1,000円(税込)ごとに100ポイント(上限なし)
※毎月末締めで計算し、翌月10日(休日の場合は、翌営業日)に付与
毎週最終営業日の建株金額を集計(約定日ベース)し、買建株金額合計(制度・一般)から売建株金額合計を差し引いた建株金額100万円ごとに10ポイント(上限なし)
※毎週最終営業日を集計基準日として、その翌週最初の営業日に付与
ラビ
キャンペーンなどによりIPOポイントをためる
取引以外にも、不定期に開催されるキャンペーンやイベントで、IPOポイントを獲得できることがあります。
案内メールなどの告知をチェックして、可能な限り参加してポイントをためましょう。
バニ
ウサギマン
IPOポイントの注意事項
IPOポイントの知っておきたい注意点は3つあります。
- 有効期限は2年
※当該ポイントの計算対象となった月の2年後の当該月末まで - 優待抽選で当選しても落選してもポイントは失効
※優待抽選前の全体抽選で当選した場合はポイントが戻ります - 優待抽選の当選は年間で8回が限度
※年間➔4月1日から翌年3月末日まで
ポイントに有効期限があり、落選してもポイント失効のため、ポイントをためても使いどころが実に悩ましい制度となっています。
エイチ・エス証券は、IPO抽選の当選倍率を公開しているレアな証券会社のため、過去の実績などからIPOポイントの使いどころを探るとよいかもしれません。
ラビ
HS証券(エイチ・エス証券)IPOの資金の必要な時期・資金拘束は?
HS証券(エイチ・エス証券)のIPOの申し込みで資金が必要になるのは、当選後の購入申し込み時となります。
- 申し込み➔抽選➔購入申し込み
よって、申し込みから抽選までに口座に資金が入金されている必要はありません。
抽選の結果、当選となった場合、必要額を入金し、購入申込期間に申し込みをすればOKです。
ウサギマン
HS証券(エイチ・エス証券)IPOの当選時の配分は?
HS証券(エイチ・エス証券)でIPOに当選した場合は、原則最低単元株数の配分となります。
優待抽選の場合は、申し込み口数ごとの抽選となりますが、こちらも原則複数配分はありません。
ラビ
スポンサーリンク
まとめ|当選のコツは?
以上、HS証券(エイチ・エス証券)のIPOについて解説しました。
エイチ・エス証券の当選のコツはIPOポイント制度による優待抽選の活用ということになります。
しかし、ポイント獲得条件も簡単でなく、ポイントを使っても確実に当選できるわけではないので、非常に使い方が悩ましい制度です。
エイチ・エス証券を普段使っていない方は、キャンペーンなどでコツコツポイントをためて、当選の可能性が高そうな大型銘柄でポイントを使って、当選確率をより高めたりすることが現実的な利用法でしょうか、、、。
とはいえ、幹事としての登場もそこそこあり、前受金不要+全体抽選は公平抽選、と優待抽選狙いでなくても、重要度の高い証券会社であることは間違いありません。
ウサギマン
- 野村證券
業界最大手。IPOでも圧倒的重要度 - 大和証券
業界2位。株主優待で当選確率UP!! - SMBC日興証券
幹事率激高。5大証券の一角 - みずほ証券
優良案件で主幹事多し。5大証券の一角 - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
大型案件の主幹事多し。5大証券の一角 - 【特集】5大大手証券比較
主幹事多い5大証券はIPOではマスト - SBI証券
No.1ネット証券。独自制度で当選へ - マネックス証券
抽選配分100%のネット証券大手。 - 松井証券
抽選配分70%のネット証券。穴場的 - カブドットコム証券
三菱モルガンの委託多し。穴場的 - 岡三オンライン証券
登場率高し!前受金不要で申込OK - 楽天証券
抽選配分100%。幹事増に期待 - 岩井コスモ証券
幹事率高。後期型は逆にチャンス - 東海東京証券
穴場中堅証券。主幹事実績もあり - ライブスター証券
IPO新参ネット証券。拡大期待 - GMOクリック証券
GMOグループ企業の上場時にチャンス