新規公開株の申し込みに当選して利益を狙うIPO投資。
当選のコツはなんといっても、たくさんの証券会社から申し込むこと。
とはいえ、証券会社もみな同じではなく、特徴があります。
それをも把握したうえで、効率よく申し込むことも大事なことです。
今回は、楽天グループの証券会社「楽天証券」のIPOについて説明します。
楽天証券は、ここ数年、委託幹事としての登場だけとなっていましたが、2018年になって正規幹事としても登場するようになってきました。
手数料の安さや、株主優待取得時の一般信用の在庫で優位性のある証券会社ですが、IPOにも力を入れてきそうな動きをしていることから、注目です。
この記事の目次
楽天証券とは
楽天証券は、楽天グループが運営するネット専業証券会社です。
口座数は、2019年3月末の時点で約320万5千口座となっています。
ラビ

- 口座開設料:無料
- 口座管理料:無料
- WEB入金:無料
- WEB出金:無料
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楽天証券のIPO実績
楽天証券のIPO実績は少なめです。
2018年の幹事率は約11.6%。主幹事率は0%となっています。
楽天証券は、ここ数年IPOでは委託幹事としての登場のみとなっていました。
しかし、2018年になってからは、正規幹事としても登場するようになってきており、IPOに対してのスタンスに変化が現れています。
これから一層の取り扱い増加が期待される証券会社です。
ラビ
ここは奮起してほしい!
個別銘柄において、正規の幹事証券会社ではないものの、IPOの募集を行うことがある証券会社のこと
裏幹事ともよばれる
楽天証券IPO実績(リートIPOふくむ)
年 | IPO全体数 | 幹事数 | うち主幹事数 |
2018年 | 95 | 11 | 0 |
2017年 | 94 | 7 | 0 |
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楽天証券のIPO抽選ルール
楽天証券のIPOの抽選配分率は?
楽天証券に配分されたIPO株数のうち、抽選にまわる配分は原則100%です。
ネット専業証券のよさは、この個人抽選への配分率の高さです。
ラビ
楽天証券のIPOの抽選方法は?
楽天証券の抽選は、申し込み株数ごとの公平な平等抽選で行われます。
申し込んだ株数ごとに、一つの番号が割り振られる方式のため、申し込んだ株数が多いほうが当選確率は上がります。
ただし、ほとんどの場合、申し込み可能株数の上限が1単位となっているため、実質的には一人一口での抽選となります。
ウサギマン
楽天証券のIPOの申込方法は?|後期型!申し込み忘れに注意!
楽天証券のIPO申し込みは「後期型」とよばれる方式をとっており、他の証券会社と多少ちがいます。
通常のIPO申込が、
- 抽選申し込み ➔ 抽選 ➔ 購入申し込みor辞退
という流れをとり、抽選に臨むための手続きは抽選申込の1回なのに対して、
後期型の申し込みは、
- 申し込み(需要申告) ➔ 購入申し込み ➔ 抽選
という流れとなり、抽選までに申し込み手続きを2度行う必要があります。
2つの申込みにそれぞれ受付期間がありますので、期間中に手続きをとらなければなりません(どちらかを忘れると抽選対象外となります)。
また、購入申し込み後の抽選となるため、当選した場合の辞退はできません。
ラビ
面倒くさいし、購入申込み忘れもしがちだけど、そのぶんライバルが減るという側面も!
楽天証券IPOの資金の必要な時期・資金拘束は?
楽天証券のIPOの申し込みで資金が必要になるのは、需要申告(1回目の申込)時と購入申し込み時(2回目の申込)となります。
- 申し込み(需要申告) ➔ 購入申し込み ➔ 抽選
需要申告時、購入申し込み時に必要額の入金がないと申し込みができません。
ただし、需要申告時点では資金拘束はされませんので、需要申告のあとにいったん出金をすることは可能です。
また、同一資金で複数の銘柄に需要申告を行うことも可能です。
購入申し込みの時点で、資金拘束となります。
よって、同一資金で、複数銘柄の需要申告をした場合、購入申し込み時には、それぞれの銘柄分の資金が必要となります。
楽天証券IPOの当選時の配分は?
楽天証券でIPOに当選した場合の配分は、原則、1単位となっており、複数配分の可能性は限りなく低いです。
申し込み株数が、1単位以上の銘柄で強運があれば、複数当選することもあるかもしれません。
バニ
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まとめ|当選のコツは?
以上、楽天証券のIPOについて解説しました。
楽天証券のIPOネット抽選では、「コツコツ申し込み続ける!」以外はこれといった当選のコツはなさそうです。
人気のネット証券会社で、口座数も多いことからライバルも多いですが、IPOについては、まだそれほど活発ではありません。
そのぶん、これからの伸びしろに大いに期待したい証券会社です。
ウサギマン
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