新規公開株の申し込みに当選して利益を狙うIPO投資。
当選のコツはなんといっても、たくさんの証券会社から申し込むこと。
とはいえ、証券会社もみな同じではなく、特徴があります。
それをも把握したうえで、効率よく申し込むことも大事なことです。
今回は、国内5大証券の一つ「SMBC日興証券」のIPOについて説明します。
5大証券の中では、最も幹事率が高く必須の証券会社ですが、資金拘束が厳しい、当選辞退にペナルティなど注意しておかなければならないこともいくつかあります。
2019年2月25日からは、「IPO優遇特典」制度がはじまり、この制度を活用して当選確率を上げることもできるため、この制度についてもマスターしておきたいところ。
では、みていきましょう。
この記事の目次
SMBC日興証券とは
SMBC日興証券は、三井住友系の証券会社で、「野村」「大和」「みずほ」「三菱モルガンスタンレー」と並び、国内5大証券といわれる大手証券会社です。
本支店での口座開設だけでなく、インターネット口座:イージートレードの開設ができ、IPOもネット口座からの申し込みが可能です。
オンラインの口座数は、2019年3月末の時点で221万8千口座となっています。
- 口座開設料:無料
- 口座管理料:無料
- WEB入金:無料
- WEB出金:無料
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SMBC日興証券のIPO実績
SMBC日興証券のIPO実績は非常に多いです。
2018年の幹事率はなんと約74.7%!主幹事率も約26.3%となっています。
ラビ
SMBC日興証券IPO実績(リートIPOふくむ)
年 | IPO全体数 | 幹事数 | うち主幹事数 |
2018年 | 95 | 71 | 25 |
2017年 | 94 | 74 | 13 |
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SMBC日興証券のIPO抽選ルール
SMBC日興証券のIPOのネット配分率は?
SMBC日興証券に配分されたIPOの株数のうち、ネット抽選にまわる配分は10%~15%です。
残りは店頭での裁量配分となります。
もともとネット抽選の配分は10%でしたが、2019年2月25日以降IPO優遇特典制度開始にともなって拡充され、10%の通常抽選+最大5%のステージ別抽選の2種類の抽選制度となりました。
SMBC日興証券のIPOの抽選方法は?
SMBC日興証券のIPOのネット抽選方法は、2種類。通常抽選とステージ別抽選があります。
通常抽選|10%分
通常抽選は1人1口の公平な無作為抽選で行われます。
申し込みの際に複数単元を選択することができますが、抽選では一人一口として扱われ、当選の際の配分も最低単元となります。
ラビ
ウサギマン
IPO優遇特典によるステージ別抽選|最大5%
ステージ別抽選は、IPO優遇特典制度において、ブロンズステージ以上の人を対象に行われる追加抽選です。

引用:公式HPより

引用:公式HPより
ステージ達成の条件は容易ではありませんが、可能な限り高いステージを達成し、当選確率を高めていきたいところです。
ラビ

SMBC日興証券IPOの資金拘束(資金の必要な時期)は?
SMBC日興証券のIPOの申し込みで資金が必要になるのは、申し込み時となります。
資金拘束も申し込んだ時点からとなるため、最も厳しいルールといえます。
当然、同一資金で複数銘柄に申し込むこともできません。
ラビ
SMBC日興証券IPOの当選時の配分は?
SMBC日興証券でIPOに当選した場合は、原則その銘柄の最低単元株数の配分となります。
【重要】当選を辞退するとペナルティあり!
SMBC日興証券では、当選後の購入申し込み期間中に、購入手続きを行わなかった場合、次の2つのペナルティがありますので、注意しましょう!
- 1か月間新たな申し込みができなくなる!
- すでに申し込んでいる他の銘柄の申し込みが無効になる!
- 当選しても、購入しない可能性のある銘柄には申し込まないこと
- 抽選結果を忘れずに確認すること
この2点に気を付ければ、大丈夫です。
バニ
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まとめ:当選のコツは?
以上、SMBC日興証券のIPOについて解説しました。
SMBC日興証券のIPOネット抽選では、「コツコツ申し込み続ける!」に加えて、IPO優遇特典制度を活用し、より高いステージ条件をクリアするということが当選のコツとなります。
幹事率が非常に高いですが、資金拘束が厳しいため、IPOラッシュの時期に資金のやりくりができないときは、配分の多い主幹事案件だけ申し込むなどの取捨選択を行うことも必要かもしれません。
また、当選辞退のペナルティもありますので、値上がり期待が微妙な銘柄に対して、
ウサギマン
という考えで申し込むことも避けたほうがよさそうです。
ライバルも多いですが、幹事率が超高いので、やはりIPO投資上は口座開設必須の証券会社といえます。
- 野村證券
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