税金、公共料金の節約に大活躍する電子マネーnanaco(ナナコ)ですが、仕組みが少し複雑です。
せっかくカードを作って、さぁ使おう!、と思ったところで、
ウサギマン
と、戸惑ってしまうかもしれません。
今回はnanacoの仕組みについて、さらっとわかりやすくまとめてみました。
この記事の目次
はじめに:nanaco(ナナコ)の中身をみてみよう
まずはじめに、nanacoの中身、要するに残高をみてみましょう。
公式ページの右上の「会員メニューログイン」をクリックします。
でてきた画面に、nanacoカードの裏面に書いてある「nanaco番号」と「カード記載の番号」を入力してログインすれば、カード内の残高画面をみることができます。
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nanaco(ナナコ)の中身:4つのブース
ログインした残高の画面が上の画像ですが、なにやら数字がたくさん。
ラビ
実は、nanacoの中身は4つの区分にわかれています。
ウサギマン
ラビ
「電子マネー」と「ポイント」
まず知っておきたいこととして、nanacoには、電子マネー部分とポイント部分があるということです。
- 電子マネーは、お金をnanacoへチャージしたもの
- ポイントは、電子マネーで買い物をしたときについたりするもの
両者は異なるものとして認識されています。
電子マネーは、有効期限がありませんが、ポイントには有効期限があり、すぎてしまうと失効してしまいます。
また、ポイントは、電子マネーに交換しないと、買い物ではつかえません。
ウサギマン
オムニ7で使用する場合は、マネーに交換せずポイントのままで使えます
「カード内残高」と「センター預かり分」
次に、nanacoは「カード内残高」と「センター預かり分」という区分けがあります。
「カード内残高」は、文字どおりカード内に入っている残高のことで、すぐに支払いに使うことができる部分です。
対して、「センター預かり分」は、そのままではすぐに支払いに使うことのできない部分です。
残高としては存在しているものの「センター」と表現される「一時保管場所」に格納されている、使うには不十分な状態、ということです。
「センター預かり分」の残高を使用するには、「残高確認」という手続きをして「カード内残高」へ金額を移動する必要があります。
ウサギマン
4つのブースまとめ
以上の2つの区分が混ざった結果、1つのnanaco内に4つのブースが存在しています。
- カード内残高:電子マネー
- カード内残高:ポイント
- センター預かり分:電子マネー
- センター預かり分:ポイント
税金や公共料金をセブンイレブンでnanaco払いするとなると、有効な状態は①だけ。
②~④は、①に移動させる必要があります。
ちなみに、なにがどこに区分けされるかは下の表のとおりです。
区分 | 対象となるもの |
---|---|
①カード内残高:電子マネー | 現金チャージ クレジットチャージ(nanacoモバイル) |
②カード内残高:ポイント | ④以外のポイント |
③センター預かり分:電子マネー | クレジットチャージ(nanacoカード) |
④センター預かり分:ポイント | キャンペーン特典 提携先のポイントからポイント交換 セブンカード・プラスでクレジット払い分 |
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カード内残高:電子マネーへの移動方法
というわけで、ただちに使えない②~④を使える①へ移動させる流れを説明します。
残高確認|センター預かり分➔カード内残高
移動の基本は「残高確認」という手続きです。
「残高確認」は、センター預かり分を、カード内残高へ移動させる手続きとなります。
残高確認の結果、
③センター預かり分:電子マネー が、 ①カード内残高:電子マネーへ
合算され、
④センター預かり分:ポイント が ②カード内残高:ポイントへ
合算されます。
残高確認は、セブン銀行のATM操作か、セブンイレブンなど店舗のレジで店員に申し出ることで行うことができます(nanacoモバイルアプリバージョン2.00以上はアプリ操作でも可能)。
①カード内残高:電子マネーの上限額は、5万円です
残高確認をしても、5万円を超える額は、移動されません
現金チャージを行った場合にも残高確認同様、センター預かり分からカード内残高への移動処理が行われます
ポイントから電子マネーへの交換
移動のもう一つは、ポイントから電子マネーへの交換です。
この手続きは、セブンイレブンなど店舗のレジで店員に申し出ることで行うことができます。残高確認とちがい、セブン銀行ATMではできません。
※nanacoモバイルアプリバージョン2.00以上はアプリ操作でも可能です
また、センター預かり分のポイントは、電子マネーに移動しません。
バニ
①カード内残高:電子マネーの上限額は、5万円です
ポイントから電子マネーへの交換をしても、5万円を超える分のポイントは移動されません
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おわりに
以上、電子マネーやポイントなどnanacoの仕組みをざっと説明しました。
nanaco払いによる節税は、クレジットチャージが肝。
クレジットチャージ分は、センター預かり分:電子マネーになるので、残高確認手続きが必須となります。
クレジットチャージによる具体的な手法は、別記事でまとめますので、まずは仕組みを理解しておきましょう!
ウサギマン