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ゆるい記事です、ふわふわ記事です。
中間期と期末だけじゃなく四半期ごとに株主名簿を取得している企業を探そうず、という感じの記事です。
増え続ける長期継続保有優待の取得関連でも、知っておくと対応が考えやすくなったり…
- 注意銘柄(四半期会計期日の到来)でチェック
- 四半期報告書(有価証券報告書)でチェック
- 随時、臨時の名簿取得もあるから注意
- やっぱり端株のお守りもっておくと安心かな
いってみよ!
はじめに
多くの企業は中間期と期末の年2回株主名簿を取得するので、たとえば継続保有条件の優待取得には、年2回クロス(空クロス)しておけば株主番号変わらず条件クリアってなもの。
※企業側で随時/臨時の名簿取得があったり、株主側に株主番号が変わるかもしれない事象(住所氏名変更とか貸株移管関連とかとか?)がある場合を除いて
ですが、第一四半期、第三四半期に定例で株主名簿を取得する企業もあります。
それがどこなんだい?
…という話ですー
証券会社の注意銘柄リストで確認する|四半期会計期日の到来
証券会社などがまとめている注意事項銘柄のリストで、四半期チェック企業を確認するのが簡単でしょうか。
楽天証券が公開しているページが見やすいです。
口座なくても見れますよ
↓全体版
↓該当項目版
気になる調べたい企業の第一四半期、第三四半期に該当する月に
「四半期会計期日の到来」
として掲載されていれば、第一、第三四半期に名簿取得していると思われるので四半期チェック企業です(たぶん←)。
確認してみよう
実際にいくつかの企業で調べてみましょうね。
2020年3月のリストを一部抜粋してきました。
3月末は12月期の企業にとっては第一四半期、6月期の企業にとっては第三四半期ですね。
12月末優待で長期要件のある企業の記載がありますね。日本たばこ産業(JT)、ヒューリック。ヒューリックは取得要件というよりはグレードアップ条件ですけど。
この2企業は四半期ごとに株主名簿を取得するので、例えば中間期に空クロスだけでは株主番号が変わってしまうでしょう。
長期条件はないですが、人気優待のすかいらーくHD(3197)の記載もありますね。
今後、長期継続要件などが追加された場合、四半期名簿取得なので半期の空クロスだけでは株主番号が変わってしまうでしょうか。
四半期報告書/有価証券報告書で確認する
上場企業が四半期ごとに作成し公開している有価証券報告書(有価証券報告書)で確認する方法もあります。
企業ホームページから探すか、検索エンジンで「企業名+有価証券報告書or四半期報告書」で簡単に探すことができると思います。
報告書の「議決権の状況」欄の記載内容をみると、その四半期末に株主名簿を取得したか否かがわかります(たぶん←)。
取得していれば普通に内容が書いてあり、取得していなければ「今回は名簿確認できてないから直近でわかる最新のものを書いておくねてへぺろ」みたいなことが書いてあります。
確認してみよう
実際にいくつかの企業で調べてみましょうね。
優待ないですけど日本代表企業のトヨタ自動車(7203)。2020年3月期の第一四半期の報告書です(2019年6月末)。
元データ2020年3月期四半期報告書(第1四半期)|トヨタ自動車(PDF)
【議決権の状況】をみると
(6) 【議決権の状況】 当第1四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、直前の基準日 (2019年3月31日) に基づく株主名簿により記載しています。
と記載され、一つ前の四半期の内容が記載されており、第一四半期では株主名簿を取得していないことが分かります。
もちろん前述の楽天証券のページでも、トヨタは「四半期会計期日の到来」での掲載はありません。
では次、四半期名簿取得のすかいらーくHD(3197)。2020年12月期の第一四半期の報告書です(2020年3月末)。
元データ2020年12月期四半期報告書(第1四半期)|すかいらーくHD(PDF)
【議決権の状況】をみると、普通に2020年12月期の第一四半期、2020年3月末の内容が記載されています。第一四半期末で株主名簿を取得しているため記載ができている、と。
以上のような感じです。
注意銘柄情報+企業の四半期報告書のダブルで確認するとより確実かもしれませんね。
ただし、とある時点の状況確認が未来の状況を約束するものではありませんのでご注意を。
今後四半期名簿取得をし始めたり、しなくなったりすることもあるかもしれません…
臨時/随時の名簿チェックもある
ということで、ここまでの情報が半期ごとに名簿取得するか、四半期ごとに取得するか見分けるヒントになれば幸いです!
…がこれらはあくまで定例的なお話。
不幸にも株主名簿は臨時的に随時的にチェックされる場合もあるので、そのチェック時点でも株主でなければ残念ながら株主番号は変わってしまいます。
例えば
- 臨時の株主総会開くのでとある時点の株主を招集する場合
- 四半期配当を出す場合
- 株主に何か通知する必要が生じた場合
- 株式分割・併合などのコーポレートアクション
- 優待取得条件チェックをする場合
など。
以上のような理由で臨時、随時に名簿を取得することもありますので、その時点で株持ってないと株主番号が変わってしまう…と(たぶん)。
先ほどの楽天証券の注意銘柄リストにそれらも載ってきますので、一応知ることはできます。
確認してみよう
ちょっと最近の状況を見てみましょうね。
最近のリストを眺めてみると、大庄が減資をしたいそうでその決議のための臨時株主総会をするみたい。
大戸屋HDはおそらくコロワイドからのTOB絡みでしょうか、総株主通知請求で株主リストを取得しています。
大庄は現状、優待制度に長期継続要件はありませんが、大戸屋は長期保有での拡充あり。あまり空クロスで要件を満たしている方はいなそうですが…
しかし、例えばこれが端株なしの半期ごとクロスで長期認定になるビックカメラや千趣会であったならばさぁ大変。
あわてて端株を買うなり単元株買うなり行動しないとならなくなります。後日気づいたなら手遅れ…
こんなこともありますよ、と。
気になる企業は証券会社のサービス(登録企業の決算やアクションごとにメールが送られてくる的なヤツ)を使って監視しておくといいかもしれませんねい。
楽天証券とかにあるねい
株主番号継続だけなら端株が簡単
とはいえ、臨時、随時で起こるイベントを都度チェックするのはやっぱり無理!困難!めんどくさい!
そんな方には1株単位の端株を保有しておくのが株主番号継続にはやはり簡単ですね。
株主番号付番って企業、名簿管理人(主に信託銀行)、証券会社、証券保管振替機構(ほふり)が入り乱れて付番の詳細・確実なルールもあるんだか、ないんだかという気もしますし。
株数までチェックされる場合は端株だけではダメですけどね…(結局現物保有が確実にして最強w)
おわりに|間違ってたらごめんなさい、完璧じゃなかったらごめんなさい
以上、四半期ごとに株主名簿を取得する企業の調べ方とかとかでした。
紹介した確認方法が完璧ではないかもしれませんし、間違ってたら申し訳ないのですが、そこそこ合ってる気がしますが責任は一切とりません(日本語)!
ゆるい記事…
ふわふわ記事ですから(´;ω;`)ブワッ